軟骨異栄養症の治療


④外科的治療:上肢・下肢

骨延長手術のタイミング


 骨延長手術のタイミングについては特に決まった時期があるわけではありません。上述のように治療期間が大変長く、また途中で治療を止めて創外固定 器を外すこともできないため、家族の理解が十分にあり、かつ患者自身が治療に対して強い意志を持つようになってからが望ましいです。一般的には、小学校高 学年から中学校にかけての時期に治療を開始します。ほとんどの施設で最初に下腿骨延長から行い、希望があれば1~2年空けて大腿骨あるいは上腕骨の延長を 順に行っていく場合が多いです。
 骨延長を行っている施設では、すでに手術を受けられた患者さんや骨延長中の患者さんが多くいらっしゃるはずです。担当の先生にお願いしてそれらの患者さんのお話を聞かせていただいたり、実際に延長中の状態を見せていただくことも大事ではないでしょうか。
 

北野 元裕 / 国立病院機構大阪医療センター 整形外科
(清野 佳紀監修 : 改訂版骨の病気と付き合うには,メディカルレビュー社 : 72-73,2010)


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