骨形成不全の治療


今後解決すべき問題点

保険適応の問題


現在わが国を含めヨーロッパ、北米では、点滴用のビスフォスフォネート製剤は悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症の治療薬としてしか認められていませ ん。また、薬物の新規適応に関する厚生労働省の考え方からみても、今後もこの薬物が保険適応となる可能性はきわめて低いと言わざるを得ません。ヨーロッパ ではゾレドロン酸水和物とパミドロン酸二ナトリウムの比較試験が骨形成不全症患者で行われ、ゾレドロン酸水和物の効果はパミドロン酸二ナトリウムに劣らな いことが示されています。これに引き続き、カナダでも同様の治験が行われているようです。保険適応はゾレドロン酸水和物に期待した方が良いかもしれませ ん。
 

田中 弘之 / 岡山済生会総合病院小児科 診察部長
(清野 佳紀監修 : 改訂版骨の病気と付き合うには,メディカルレビュー社 : 200,2010)

次のページへ >>


2525B004702