骨形成不全の治療


治療効果

身体発育(身長、体重増加)


 図2はわれわれの成績のまとめです。身長も体重も標準に近付いています。
 身長の増加は、脊椎の骨の高さが増えることが原因です。治療前は、図3左のように魚の骨のような形をしていた骨が、治療後は、図3右のように長方形に回 復します。骨の端のX線写真では、パミドロン酸二ナトリウム投与回数分だけ横に走る白い線が観察されます。これは、成長軟骨が骨に置き換わっていく過程で できてくる軟骨の石灰化で、本来は破骨細胞によって吸収されるべきものが、点滴の間、強力に押さえ込まれるために残ってしまったものです。つまり、この横 断する線の間の距離は成長の速度を表しています。また、長管骨の変形は、四肢の運動が活発になるに伴って、次第に改善していくこともあります。
 体重についても、痛みがなくなるので食欲が増え、体重が増加します。特にこのことは、乳児においてははっきりとあらわれます。 
 

田中 弘之 / 岡山済生会総合病院小児科 診察部長
(清野 佳紀監修 : 改訂版骨の病気と付き合うには,メディカルレビュー社 : 194-196,2010)

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